否定された粗食長寿!(2023.10追記)
- からだのこと
人間の限界寿命は110歳を少し上回るくらいとされている。調べたところでは、116歳がほぼ間違いない人類史上の最長寿者。100歳以上まで生きた百寿者は寿命のエリートで、食生活や栄養に関心が集まるのは当然といえよう。日本の第1回百寿者の総合調査は、1972年~73年に行われた。百寿者は復帰した沖縄を含めて全国に405人いた。東京都健康長寿研究所では、このうち100人を対象に訪問調査を行った。百寿者の摂取熱量は1000kcalと少なかったが、これは体格が小さいことによるもの。食事内容は好き嫌いがなく、何でもバランスよく食べていた。大きな特徴は、総熱量に占めるタンパク質の割合と、タンパク質全体に占める動物性タンパク質の割合が、国民の平均を大きく上回っていたこと。粗食長寿説を否定する結果となった。その後に行われた健康・体力づくり事業財団の全国調査でも同様の結果が出て、粗食長寿説は再び否定された。
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2023.10 追記
「いろいろな研究やデータがあり、ある程度見解が一致しているのは、小食が長寿につながること。
小食は酸化・糖化・炎症これらすべてを抑えられる効果があると言われている」などの情報、報告も
あり、粗食、小食など角度により諸説ありそうです。
これからも、全体にとってどうなのか、個々にとってはどうなのかという見識を持ちながら
正しい情報を掴んでいきましょう!